らくらくスマートフォン プレミアム (F-09E) 開発メモ その2

わかったこと、音声読上げ編

音声読み上げ機能のON/OFF
設定→音声読み上げ→音声読上げ設定→動作でオン・オフを選択する。

開発者が任意のタイミングで任意の文字列を読み上げる
富士通の「音声読み上げ実装ガイドライン.pdf」のp.41に記載されている方法で可能。
ただし、システムの読み上げ(例えば、アプリ起動時の「このアプリケーションは一部、読みあげられない場合があります」等)が優先され、それが読み終わるまでは任意のタイミングで読み上げることが出来ない。
「音声読み上げ実装ガイドライン.pdf」のp.42記載の「読み上げを途中で止める」方法でもシステム読み上げは中断させることが出来ない。
Android標準のTTS(Text To Speech) APIを使用しても読み上げられることがあるが、設定→その他→高度な設定→ユーザ補助→テキスト読み上げの出力を選択するとGoogle標準のエンジンしか無く、しかも日本語には対応していないように見える。また、何かの拍子にイタリア語に戻ったり等非常に不安定なので使用しないほうが良い。
N2TTS等の外部のTTSエンジンは利用することは可能。ただしシステムの読み上げとかぶってしまうことが多々ある。

TalkBackとの共存について

共存はできない様子。
TackBackをONにするには以下のようにする。

設定→音声読み上げ→音声読上げ設定→動作でオフを選択する
設定→その他→高度な設定→ユーザ補助→TackBackをONにする
TackBackをONにすると設定→音声読み上げはメニューから消えます

設定→音声読み上げ→音声読上げ設定→動作をオンにすると、TackBackメニューはグレーアウトして選択できなくなります。

つまり共存は不可。

ちなみに、TackBackがOFFだとActivityクラスのdispatchPopulateAccessibilityEvent()が呼ばれなくなり、富士通の「音声読み上げ実装ガイドライン.pdf」のp.25〜p.28に記載されている「画面の構成情報を読み上げる」ことが出来なく、資料と実際の矛盾が生じています。
私の調査不足かもしれませんが…